PAST Exhibition [vol.1 Colorful 2013]

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生命の芽吹きが美しい春は、Colorfulな色彩がテーマです。

それぞれの作家がColorfulをそれぞれに解釈した彩り豊かな作品をご覧いただけます。

企画意図詳細はこちら→http://selectedcolors.jimdo.com/about-1/

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◆企画

JAPSEL

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◆会期
2013年5月17日(金)~5月22日(水)
12:00-19:00
最終日は18:00まで
※レセプションパーティ 5月18日(土)17:00-
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◆会場
Gallery S-S (THE blank GALLERY)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-21-6 大崎ビル3F

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◆出展者(名前・略歴・ステートメント・サイトなど)五十音順・敬称略

[告白] 

私の父は、外資系企業で宇宙開発に従事した後、専門学校や大学の創設に関わり、若くして、国立大学の教授になりました。因みに定年後の今は、元来の夢であった中学校での「数学の先生」をしています。経歴だけ振り返ると、超理系です。
 理系の父にとって「論理的であること」はとても大切でした。また、西洋人とともに最先端の仕事をしていたせいか「自主性・発言・社会性の大切さ」や「時代を読んで新しく社会を切り開いていくことの楽しさと必要性」、また教育者らしく「学び続けることの大切さや、教育と社会の関係性」など、私は幼少期から刷り込まれてきました。まだ学べきれてはいませんが、これら父の存在と教えは、私自身の発言力や行動力、教育、現代アートや最先端技術を用いるメディアアートへの関心に大きく関わっているととらえています。

一方、母は、伝統美や文化を愛する人です。書や茶を嗜み、理知的な自分の能力や可能性には慎ましく、他者を立てることを美徳とする、昔気質の女性です。私が、文字や言葉に深い関心を抱いたのも、表面的な学校教育ではなく、深く日本の文化を学んだ母による、歴史や諸文化を踏まえ、子どもに噛み砕いて教えるという、高水準なレベルからの理知的な子育てがあったからだと思います。そして、青春期に初めて、母を通して芸術としてのかな書に出会い、線と間(ま)の造形美に圧倒されました。この経験は、後に私が表現者としてのスタンスを確立していくためのインスピレーションに大きく関わっています。 

私はよく、反骨精神が強く、自立した思考を有する人間だと思われるようです。医学的に、クリエイティブな思考と、反骨的な思考の根源は同じであることが解明されていますので、納得のいく見方です。 

 しかし、実際の私は、今回述べたような、何の反骨心も無く私にとっての「偉大な親たち」から素直に受けてしまったものの大きさに、常に苛まれています。私の思考では、今回のテーマ、Colofulは⇒Rainbow⇒七光りと連想されて、そこで止まりました。世襲を意味する「七光り」の概念から私自身は外れますが、己に内在する「親」に常に、従ったり、時々逆らったりしながら、未だに全く殻を破れない状態で自己表現の追求に苦悩しているという点では、七光りの人たちと同じ心理を共有しているのではないかと思うことが有ります。 ■ URL : http://hodatomomi.jimdo.com/

 

 

 

 

 

 

太田 勝之 Katsuyuki Ota 

 

【略歴】

1978年2月28日生まれ
2001年多摩美術大学美術学部芸術学科卒業


とにかくうっとうしい人。 
近くに居るとちょっかい出してくるし、触ってくるしね。でも居ないとちょっと寂しいかも。(そうでもないか) 
自称ショビストの芸術家。いまだにショビズムの意味がわかりません。学生の頃、いつも金持ってなくて作品にかけるお金もなかった。

学校のトイレットペーパーを盗み作品にしていたのは有名です。しかし最近は仕事してお金あるせいか、わりと良い作品つくります。
ショビズムではないのではないの?(mixiの友人からの紹介文を無断転載。ごめんね。たっちゃん。)

【出展作品や制作のコンセプト】

「想像してみてください」

なんて書き出しをしたらオノ・ヨーコっぽい?
と思ったんですが、そんな大それたことではなくって、
単純に心理テストです。

「あなたの一番好きな色を思い浮かべてください。」
「その色を好きな理由を3つ答えてください。」

僕は、この心理テストを答えたとき、
好きな色は「赤」
好きな理由は
1、一番生々しくてリアリティのある色だから。
2、情熱の色だから。
3、人間に近い血の色だから。
と答えました。

この心理テストは、あなたが他人からどう見られたいのか?が分かるそうです。

僕の場合は、生々しいリアリティがあって、情熱的で、早く人間になりたくって、
「お前の血の色は何色だ!!」と怒鳴ってるなんとかスイチョー拳の人とは、
気が合いそうな感じの人に見られたかったようです。残念ですね。
あなたはどんな結果でしたか?

今展のテーマは「Colorful」って事で、
ふと「Color(色)」が「Full(満タン)」で「Colorful」ってことかなと思ったりしました。
つまりは「総天然色」。素敵な言葉です。

作品に関して全く言及しないという不親切な感じですみません。
でも「十人十色」ってことでお許しください。


■FBページ : http://www.facebook.com/ota.katsuyuki

 

 

 

 

 

 

真海 宏之 Hiroyuki Shinkai


【略歴】

1983年東京生まれ。

東京造形大学にて彫刻を専攻。主に人体をモチーフとした具象・彫塑表現を基礎に学び2008年に同大学院を修了する。

 

 発表活動は2009年にソウルの在韓日本大使館公報文化院 にて開催された『韓国・日本彫刻交流展』に参加。同年に東京・銀座にて初個展『真海宏之 展』を開催した。

 その後、国内のクループ展と並行して2011 年、アメリカ(ニューヨーク)のアートフェアを皮切りに韓国、中国などのアジア圏でのグループ展などに参加。 2012年にはアメリカ(ニューヨーク)、スペイン(バルセロナ)、スイス(バーゼル)、イタリア(ローマ)、韓国(ソウル)などのアートフェアに参加し国内外での発表活動を行なっている。

【出展作品や制作のコンセプト】

 現代は多様化する社会と同様に、彫刻という言葉で括ることさえ困難な表現形式の解釈がなされています。その中にあって今なお具象人体彫刻が多数あるとはいえ、その手法と表現は主に外形描写的なものであると感じていました。では外形描写だけでない、新たな具象人体彫刻表現の追究として私は彫刻における色と形、この観点から『~あなたの『感情』は今、何色ですか? ~」この言葉をコンセプトに『感情』をテーマとした作品づくりを行なっています。

 『感情』は主に意思・行為などで表れますが、それは実態のないあいまいなものです。もし、それを視覚的に表すとしたら。2つの要素によって表されるのではないかと考えました。それが『かたち』と『色』です。
まず『かたち』は人のパーツの中で感情が1番表れるのが顔と考え、モチーフの作者自身を表す肖像としました。そして人の感情は常に変化しています。その変化を『色』で表しました。古来より色は様々な感情を表す言葉として使われ、そして意味を持っていました。それらを『かたち』と共に視覚的に作品として表現することで、鑑賞者が『かたち』を自分自身と置き換え、イメージしてもらうようにしました。

 

■ URL : http://shinkaihiroyuki.jimdo.com

■ mail  : vero.mer3@gmail.com

 

 

 

 

 

 

Tobby


略歴】

1986年 神奈川県横浜市生まれ

2005年 神奈川県立上矢部高等学校(美術・陶芸コース)卒業
2009年 専門学校 東洋美術学校 視覚伝達デザイン科ビジュアルアート専攻

            (現 クリエイティブデザイン科)

 

[活動歴]
2006年  神奈川 個展/大津ギャラリー
2007年  東京  「惹」個展/東洋美術学校TO-BIギャラリー
2012年  神奈川 陶作家:乙坂明生との2人展「シルエット」/大津ギャラリー
2012年  神奈川 「STUDIO ARTIST 2012」約2ヶ月間滞在制作/BankART Studio NYK(※本名:飛田庸徳として参加)
その他、グループ展・アートイベント・ライブペインティングなど活動。

 

【出展作品や制作のコンセプト】

線(Line)を引くことで、自由で感情的で無限に広がる可能性を生み出すと考えている。

物事への変化や鬱憤を解放するかのように描き、そして描く行為によって言葉では表現出来ない言葉が生まれる。だから私は、その可能性を求めて制作している。


グラフィックデザイナーとしても活動している。
■FBページ : https://www.facebook.com/tobby.popgun
■mail  :  madskill616@yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

 

福森 崇広 Takahiro Fukumori

 

【略歴】

1980 北海道苫小牧市生まれ
2004 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科 卒業
 
[ グループ展 ]
2008-10  第7-9回サッポロ未来展/札幌時計台ギャラリー/札幌
2011       第10回サッポロ未来展/北海道立近代美術館/札幌
               Art Plant 2011 -国際野外アートin東京・狭山丘陵/東大和狭山緑地/東京 
2013       Ezotic ART 蝦夷的藝術/東京都美術館/東京
 
[ 公募展 その他 ]
2004 「インターカレッジアニメーションフェスティバル(ICAF)」/東京
2005 「横浜トリエンナーレ『いろとり』(若手日本人作家アニメーション 映像プログラム)」/横浜
 
[ 受賞 ]
2004    「武蔵野美術大学卒業制作」優秀賞 
             「第4回ラッキーストライクジュニアデザイナーアワード」Prof.dr.Michael Erlhoff賞
             「エプソンカラーイメージングコンテスト」準グランプリ

【出展作品や制作のコンセプト】
主に写真と映像、撮影行為を再構築し制作を行っています。
私 が作品で扱うのは、主に場所/時間/行為の関係です。同じ写真を反復させたアニメーションや、撮影した場所と同じ位置で再撮影を繰り返すシリーズ、1枚の 背景画をフレーム移動することで構成するアニメーション、撮影の入力と出力をリレーさせ入れ子状にするインスタレーションなど。平凡なモチーフや風景を対 象にしながらも表現の可能性を実験的に探っています。

■HP : http://fukumori-takahiro.com

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1980 Born in Hokkaido, Japan
2004 BFA, Visual Communication Design Department, Musashino Art University
 
[ Group Exhibitions ]
2008-10  "7-9th Sapporo Future Exhibition" Sapporo Clock Tower Gallery, Hokkaido
2011       "10th Sapporo Future Exhibition –Nomadic Circus Troupe-" Hokkaido Museum of
               Modern Art, Hokkaido
               "Art Plant 2011 -International Open Air Exhibition–" Sayama Hills, Tokyo
2013       "Ezotic ART" Tokyo Metropolitan Art Museum, Tokyo
 
[ Group Exhibitions – selected ]
2004 "Inter College Animation Festival" Session Suginami, Tokyo
2005 "Yokohama Triennale 2005 'NAKANIWA Film Festival-Irotori'" Yamashita Pier, Yokohama
 
[ Awards ]
2004 "Musashino Art University graduation works" Excellence Prize
          "4th lucky strike junior design award" Prof.dr.Michael Erlhoff Prize
          "Epson color Imaging contest" Second Prize

 

 

 

 

 

 

藤井 光永 Akinaga Fujii
 

【略歴】
1983年 東京都生まれ
2008年 東京工芸大学 写真学科 卒業
  同年 資生堂 宣伝制作部 入社
2010年 資生堂 退社後、PABLO PRODUCTION に所属
2012年 昭和音楽大学 博物館学 非常勤講師を兼務

【賞歴】
2007年 第33回 美術の祭典・東京展 優秀賞
2008年 フォックス・タルボット賞 第三席
2012年 第52回 消費者の為になった広告コンクール 銅賞

【活動歴】
〔個展〕
100万人のキャンドルナイト TOKYO MILKY WAY 2007年~2012年 (アートスペース 銀座ワン)

〔グループ展〕
美術の祭典・東京展 2007年~2012年(東京都美術館)
神戸ビエンナーレ 2009 アーティスティックフォトコンペティション(神戸メリケンパーク)
APA AWARD 2010 第38回社団法人日本広告写真家協会公募展(東京都写真美術館)

【出展作品や制作のコンセプト】
社会、
環境、
美しさ、構成するあらゆるものに寄り添う写真表現を探求している。

本作では、色彩における自然界の理想空間を追い求めた。

■HP : http://www.akinagafujii.com

 

 

 

 

 

保田 智美 Tomomi Hoda


【略歴】
1981年 東京生まれ
2006年 女子美術大学メディアアート学科卒業
[個展]
2006年 画廊企画:保田智美展 『感覚の根源を求めて』 小野画廊(銀座・京橋/東京)(全6回)
2007年 画廊企画:保田智美展 『事象×情操』 小野画廊(銀座・京橋/東京)(全6回)

      画廊企画:保田智美展 『事象×情操』 ギャラリー石(銀座/東京)(全3回)

      画廊企画:保田智美展 『事象×情操』 MOTT gallery(曙橋/東京) 

2009年 画廊企画:保田智美展 『知覚より』 小野画廊京橋(京橋/東京)
2010年 画廊企画:保田智美展 『再生』 小野美術画廊(銀座/東京)
2012年 画廊企画:保田智美展 『De Sign from xxx』 小野美術画廊(銀座/東京)& Gallery S-S at

     THE _____ GALLERY(原宿/東京)

2013年 JAPSEL企画:保田智美展『Signs from the abstract』 Hive Gallery(ロサンジェルス・

     USA)

 

[他]
企画グループ展・コレクション展・常設展・公募展など、発表は主に国内外のギャラリーや大学美術館にて多数。

 

[アートフェア]
Basler Kunst Tage 2011(バーゼル/スイス)

[受賞]
2006年 21美術展 奨励賞
他学内賞など

 

[雑誌掲載]

2006年 香水専門誌パルファム(美術家紹介ページ)
2007年 美術専門誌アートトップ(別冊:アートトップが勧める冬の展覧会)
2011年 カタログJapanese Artist(日本人作家紹介ページ:EU)

 

【出展作品や制作のコンセプト】
外国から輸入され独自の変成、昇華を遂げた記号(ひらがな・QRコード等)をモチーフとし、日本の伝統的美意識(造形美・精神美)をテーマに視覚によるコミュニュケーションの可能性を現代美術の見地から検証しています。今回出展作品はインスタレーション作品の予定です。